2026年5月21日
未来への貯金
第81号:2026年4月号
娘はかれこれ5年、近視抑制治療のために低濃度アトロピン点眼薬を使用しています。先日眼科を受診した際に、眼軸の長さを測っていただき、長くなってくると緑内障の発症リスクが高まることを教えていただきました。緑内障って大人のしかも高齢の方の病気だと思っていた私は、10代でも発症することを知り大変驚きました。この眼軸を伸ばさないためにも、近視抑制治療が有効であり、近視の進行を抑制しながらも、別の病気を未然に防げることに大変ありがたいと思いました。保険診療ではなく、自費診療ですが1か月4400円です。日常的にすぐに視力が回復するといった治療ではありませんが、未来への貯金だと思って続けています。
そして当院で行っている、舌下免疫療法(ダニ・スギ)も、スギ花粉症や通年性アレルギー性鼻炎でお悩みの患者さんに、1日1回治療薬を舌の下に置き、1分間保持した後のみこむという治療で、300名以上の方が継続されています。3-5年の継続が推奨されています。服薬してすぐに症状が改善するわけではありませんが、1年・2年・3年と続ける中で、アレルギー検査で明らかに数値が下がり、ご本人を悩ませていたくしゃみ、鼻汁、鼻づまり、目の痒みの改善、アレルギー治療薬の減量、日常生活の質の改善が期待できます。毎日やることに抵抗を示される方もいらっしゃいますが、歯磨きや顔を洗うのと同様に習慣化してしまうと、たった1分という簡便さも相まって皆さん長く続けていただいています。そして振り返ってみると、治療開始前は花粉の時期毎日箱ティシュを持参していたお子さんが、少量のアレルギー薬で症状が改善したり、外で活動できたり、集中できるようになったり、イライラしなくなったことを実感してお喜びいただいています。特に受験の時期と重なるため、勉強に集中できるよう是非未来への貯金だと思って始めてください。スギの舌下免疫療法は6月から治療開始できます。しかも保険診療が可能です。
私自身も更年期障害に悩まされ、ホルモン補充療法を2年近く続けています。正直劇的な改善がないため、やめるかどうか悩んでいましたが、骨粗鬆症や高コレステロール血症の予防にもなるため、婦人科の先生と相談して先日継続することに決めました。
未来への貯金だと思って・・・。