診療案内|流山市おおたかの森南で小児科医,小児科・アレルギー科をお探しの方はかよ小児科・アレルギークリニック流山まで

04-7157-2860

休診日:水曜、日曜、祝日

診療案内

地域の子ども達の「総合医」として

成人の病気では、体の器官や機能ごとに診療科が専門化されていますが、子どもの病気全体をみるのが小児科です。

小児科はいわば、子どもにとっての「総合医」であり、幅広さだけでなく、深い知識と経験が必要な分野です。

当クリニックでは、知識と経験の豊富な小児科の専門医が、地域のお子さまの一人ひとりの心や体の健康を目指して、質の高い診療を行っていきます。

一般外来

感染症をはじめ、子どもの病気に幅広く対応しております。小児科の専門医がお子さまの病気の診断や治療を行いますので、専門的な診療をご提供いたします。

抗生物質の適正使用について

かぜは、鼻水、せき、のどの痛み、熱が主な症状ですが、原因の80-90%はウイルスによるものです。特に、風邪のウイルスは400種類以上もあるため、集団生活をきっかけに、いろいろなウイルスにかかりやすくなります。
「かぜを引いたので、抗生物質を下さい」と受診される親御さまは多いのですが、残念ながら、抗生物質はウイルスではなく、細菌に効果を発揮するものです。抗生物質を乱用すると、耐性菌(抗生物質が効かない菌)を増やしたり、お腹の中のよい菌までやっつけてしまうので、下痢の原因になるなどの弊害もあります。
そのため、かよ小児科・アレルギークリニック流山では基本的にかぜに対する抗生物質の処方は行っておりません。ただし、細菌性の病気が疑われる場合には、きちんと検査を行い、適切に抗生物質を使用していきます。

鼻吸い・鼻かみをしよう

鼻かぜを引いたとき、薬で鼻水を止めるよりも、積極的に鼻水を出した方が、自然に症状はよくなります。赤ちゃんは鼻かぜをひいても、自分で鼻をかむことができないので、症状が軽ければ、自宅で「鼻吸い器」を使用して、鼻水をどんどん出してあげましょう。ただし、あまり強く吸いすぎると、鼻の粘膜を傷つけてしまうので、注意が必要です。 お子さまが2歳を過ぎたら、鼻をかむ練習を一緒に行うようにしましょう。小さい頃に鼻をすする習慣ができてしまうと、咳が長引いたり、中耳炎や副鼻腔炎(蓄膿症)の原因になります。

鼻をかむ練習の手順
1. 片方の鼻を軽く押さえる。
2. ゆっくりと鼻息を吐くように声かけを行う。
3. 反対側の鼻も同様に行い、くり返し練習する

発熱した時の対応は?正しい解熱薬の使い方

お子さまが発熱したとき、救急病院に駆け込む親御さまは多くいらっしゃいます。しかし、そもそも発熱は、体の免疫システムが働くことにより、体に入ったウイルスや細菌と戦うためのものです。そのため、子どもの発熱の多くは緊急を要するものではありません。夕方や夜中にかけての発熱でも翌朝の受診で問題ないでしょう。(※ただし、3か月未満の赤ちゃんの発熱は、重篤な病気が隠れている可能性もあるので、すぐに受診してください。)

熱の高さは、あくまでも目安です。
お子さまの様子をみて、次のように対応しましょう。
食欲がある、いつも通り機嫌がよい、遊ぶ元気がある 
 様子観察
食欲がない、不機嫌、ぐったりしている       
 解熱剤を使用する

解熱剤を使用するときは、1日に何度も使用するのではなく、最低5-6時間あけて、1日2回くらいまでにしましょう。熱が上がっているときに、手足が冷えていれば保温をし、熱が上がりきって体が火照ってきたら、首の後ろやわきの下を保冷剤で冷やします。なお、保冷剤には、市販のシートタイプのものもありますが、すぐにぬるくなってしまうので、氷枕や保冷剤にガーゼを巻いたものを使用するのがおすすめです。

スキンケアのすすめ

子どもの皮膚は大人に比べて、とても薄く敏感であるため、お子さまのスキンケアは大切な習慣です。たとえば、皮膚が乾燥すると、湿疹、とびひ、水いぼといった皮膚の病気にかかりやすくなります。一度これらの病気にかかると、かゆみで皮膚をかくことで、湿疹がさらにひどくなるという悪循環になることもあります。
冬などの季節に関係なく、顔を洗うことや歯磨きと同じように、皮膚の保湿ケアを毎日の習慣にしましょう。特に、入浴後は体を拭いてすぐに、てかてかと光るくらい保湿剤をたっぷり塗るようにしましょう。

アレルギー外来

現代は、子どもから成人までアレルギーの病気が増えている時代です。
かよ小児科・アレルギークリニック流山では、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症など、アレルギー専門医による診断や治療を行います。他院で治療を受けたものの、症状の改善がなかったという人も、どうぞご相談ください。(※大人のアレルギー診療は行っておりません。)

※初診の方は、アレルギー専門外来にご予約をお取り下さい。

当院のアレルギー外来で診療できる主な病気

  • 気管支喘息
  • アトピー性皮膚炎
  • 食物アレルギー
  • 通年性アレルギー性鼻炎・スギ花粉症

気管支喘息について

以下のような喘息の症状がある方や、喘息疑いの患者さまはかよ小児科・アレルギークリニック流山にご相談ください。

  • かぜを引いたときに、咳や痰が長引いたり、ゼーゼー・ヒューヒューしたりする。
  • 運動時、寝る前、明け方、大声で笑ったり、ホコリの多いところへ行ったり、動物に触れたり、煙を吸ったりしたときに、ゼーゼー・ヒューヒューしたり、息苦しくなる。
  • 3歳未満であるが、かぜを引くと痰がからみやすく、ときどきゼロゼロする。
  • ご家族にアレルギーの病気を持っている人がいる。
  • 他院で、「喘息っぽい」と言われるが、本当に喘息なのか知りたい。
  • 他院で喘息と診断されたが、今後の治療について相談したい。

喘息を正確に診断することは、簡単なことではありません。
かよ小児科・アレルギークリニック流山では、症状や治療の経過をお聞きし、必要に応じてアレルギー検査や気道の検査を行います。また、喘息の疑いのある患者さまに対しては、喘息日記をつけていただき、定期的な診察を行った後に、喘息かどうか診断いたします。
3歳未満のお子さまは、気管支や肺の機能が未熟で、鼻かぜ程度でも痰がからみのどがゼロゼロすることがあるため、すぐに喘息と診断することはできかねます。この場合、適切な治療を行いながら経過をみていき、診断させていただきます。

アトピー性皮膚炎について

次のような症状や悩みをお持ちの方は、当クリニックにご相談下さい。

  • 生まれつき、かゆみのある湿疹が顔や頭、首、体、手足などに出ることがあり、よくなったり悪くなったりを繰り返している。
  • 皮膚がかさかさしやすい。
  • ご家族がアレルギーの病気を持っている。
  • とびひや水いぼができやすい。
  • 他院で、汗疹や乳児湿疹と診断されたが、なかなかよくならない。
  • ステロイドを使うと一時的によくなるが、やめるとまたひどくなる。
  • 皮膚の洗い方や、スキンケアの仕方を知りたい。

アトピー性皮膚炎では、ていねいな問診と診察により、原因を明らかにして取り除くことが大切です。かよ小児科・アレルギークリニック流山では、皮膚の洗い方や保湿剤を中心にしたスキンケアの指導を行い、抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬などの薬物治療を行います。
ステロイド外用薬については、炎症の程度により適切な強さのものを選ぶことで、安全に使用することができます。実際にステロイド剤を使用する際には、塗る量や範囲、期間など詳しく説明しますので、ご安心下さい。
※アトピー性皮膚炎に対しては、専門医によるステロイド剤の薬物治療が基本となります。ステロイド以外の治療をご希望される場合、当クリニックでの治療が困難なことがありますので、あらかじめご了承ください。

食物アレルギーについて

次の項目に当てはまる人は、当院にご相談ください。

  • 離乳食など初めて「※以下の食品」を食べたら、蕁麻疹・おう吐・咳の症状がでた。
    ※食品:卵・粉ミルク・小麦・大豆・そば・フルーツ・ナッツ類・魚卵・甲殻類など。
  • 生まれつき湿疹がひどく、食物アレルギーが心配。
  • 両親や兄弟に食物アレルギーの人がいるので心配。
  • 他院でアレルギーの検査をしたら、陽性が出た食品がある。
  • 他院でアレルギー診断をされたので、特定の食品を避けているが、今後の食生活について相談したい。

かよ小児科・アレルギークリニック流山では、ていねいな問診をベースに、必要に応じて血液検査・食物負荷試験などの検査を行い、今後の食べ進め方や治療を提案いたします。お子さまが食物アレルギーをお持ちの場合、園や学校での対応についてもご相談ください。 また、過去にアナフィラキシーの既往のある重度の食物アレルギーをお持ちのお子さまに対しては、必要に応じて、当院と連携しているアレルギー専門病院へのご紹介も可能です。

※食物アレルギーの診断は、必要な検査を行ってからになります。初診でいらしても、すぐに「アレルギー管理票」に記載することができない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

アレルギー検査の血液検査について

お子さまのご家族の中には、症状がないのに、血液検査を希望される方もいらっしゃいます。血液検査はあくまでも診断するための参考にするものであるため、実際に特定の食品を取ったときの症状の有無や程度まで予測することはできません。反対に、血液検査の結果、陽性が弱く出て、特定の食品を控えるよう指導されたのにもかかわらず、実際に食品を摂取しても、問題のなかったお子さまも数多くいらっしゃいます。

通年性アレルギー性鼻炎・スギ花粉症

くしゃみ・鼻汁・鼻づまり等のアレルギー症状が、季節を問わずあらわれるのが通年性アレルギー性鼻炎です。
原因(アレルゲン)は、ダニやカビ、昆虫、ペットの毛などが知られています。一方でスギ花粉が原因(アレルゲン)となり、季節性(おもに2月~4月)があるのがスギ花粉症です。当院では、6歳以上であれば血液検査を行うことができます。
治療は、アレルゲンを避けることが基本となりますが、症状に応じて抗ヒスタミン薬の内服や、点鼻・点眼等で症状を和らげることができます。
また、根本的な体質改善が期待できる「舌下免疫療法」も当院では行っています。構造的な問題があり、外科的な処置や手術の適応がある場合は、必要に応じて耳鼻科専門医をご紹介させていただきます。

舌下免疫療法:アレルギーの原因であるアレルゲン(ダニ・スギ)を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、症状を和らげたり、根本的な体質改善が期待できる治療法です。治療期間は3-5年と長期間かかります。

夜尿症外来

5歳未満のお子さんではおねしょといいますが、5歳を過ぎても月1回以上のおねしょが3か月以上続く場合は、「夜尿症」と診断され、治療が必要な場合があります。
特に乳児期よりずっとオムツがとれず、5-6歳になっても夜間おむつをして寝ているような場合は、積極的に治療することが望まれます。適切な治療を受ければ、治療せずに様子をみた場合と比べると2-3倍治る率が高くなることが知られています。
尿検査やダイアリー(尿量を記録する日誌)をつけていただき、その結果に応じて治療を行います。
治療は、生活指導の他に、薬物療法(尿量そのものを減らしたり、膀胱の容量を保つ等)、アラーム療法などがあります。治療期間は、当院では概ね半年~2年(平均1年半程度)となります。

ワクチン外来

ワクチンは注射により、特定のウイルスや細菌への免疫力をつけるものです。
最近では、インターネットなどでワクチンの危険性を心配するご家族もいます。しかし、免疫力の弱い子どもにとって、ワクチンを使用することは、本人だけでなく公衆衛生の観点からも非常に重要です。
ワクチンは種類によって接種する年齢や回数・間隔が違います。お子さまにあったスケジュールを立てて、最適な時期に接種することが大切です。
予防接種は、かかりつけの小児科医で受けることをおすすめします。予防接種後は体調や様子が変化する場合もあるため、アレルギーや持病のあるお子さまはもちろんのこと、健康なお子さまも、普段通っている小児科で予防接種を行いましょう。

乳児健診

流山市では、生後3か月・6か月・9-10か月健診があり、市と提携している病院やクリニックで受けられます。
当院では、成長曲線やデンバー発達判定法を使用し、より質の高い健診を行っています。

生後3か月:生後からの発育、首の座り・追視・笑い等の発達、心雑音の有無、皮膚の状態等総合的に診察しています。

生後6か月:3-6か月の発育状態、離乳食の開始の有無、寝返りやお座り等の発達を中心に診察しています。

生後9-10か月:生後6か月以降の発育、つかまり立ち・伝い歩き・ハイハイ等の運動発達、バイバイや指差し、拍手等の精神発達、男児であれば停留精巣の有無等を診察しています。

身長や体重といった発育、運動発達や精神発達で気になるところがあれば、1歳過ぎに再度受診していただき、精密検査や歩行訓練等を行う必要があれば、当院と連携している総合病院をご紹介しています。

乳児健診は、お子さんの成長にとって非常に重要な役割があります。その月齢が来ましたら、必ず受診していただきますようお願いいたいます。

各種検査

当院では、正確な診断を行うために、以下の検査を行っています。そのほかの検査が必要な場合も、連携している病院に紹介することで、迅速に対応を取ることが可能です。

かよ小児科・アレルギークリニック流山で行える検査

血液検査

採血により、血液中に含まれる成分を調べることで、病気の早期発見や診断に役立てることができます。 具体的には、栄養状態から貧血の有無や、感染症にともなう白血球の増加、炎症の程度などを調べることが可能です。

レントゲン検査

レントゲン検査は、X線を体に照射することで、体の内部を画像化する検査です。 当院のレントゲン検査では、胸部、腹部だけでなく、副鼻腔の撮影と読み取りも可能です。

アレルギー検査

かよ小児科・アレルギークリニック流山のアレルギー検査は、次の3つの検査を行っております。

血液検査
アレルギー体質の人では、アレルギーを起こす物質に対して、IgEという抗体が増えます。血液検査では、気管支喘息、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、花粉症などの原因を特定するのに利用します。
呼気NO検査
気道が炎症を起こしていると、大量の一酸化窒素(NO)が作り出されます。呼気NO検査では、吐いた息に含まれている一酸化窒素の濃度を調べることで、気管支喘息やアレルギー性鼻炎の診断に役立てます。
食物負荷試験
問診や検査結果を元に、特定の食品を実際に食べてもらい、症状が出るかどうか検査します。
検査中は、当院のスタッフが付き添って観察しますので、ご安心ください。

尿検査

尿を採取していただき、尿中に血液やタンパク質、白血球や細菌などの成分が含まれていないか検査します。

感染症の迅速検査

ウイルスによっては特徴的な症状が出るものがある一方で、複数のウイルスでは似たような症状が出ることもあります。かよ小児科・アレルギークリニック流山ではキットでのどや鼻の粘液を取って、感染症の原因となるウイルスや細菌を特定し、診断や治療に役立てます。15分ほどの短い時間で結果がでる検査です。

迅速検査で特定できるウイルスや細菌

溶連菌、インフルエンザウイルス、マイコプラズマ、RSウイルス、アデノウイルス、ロタウイルス