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親離れ・子離れ

2025年12月19日

親離れ・子離れ

第77号:2025年12月号

 中2の娘が、学校の研修でオーストラリアに飛び立ちました。14泊16日間、そして現地で14歳の誕生日を迎えます。せいぜい修学旅行の2泊3日くらいで、生まれてからこんなに長く離れることがなかったので、寂しくなってしまうのかなと思いきや意外に大丈夫そうです。(今のところは)インフルエンザが例年より早く蔓延したこの時期に、万全な体調で無事に送り出せて正直ほっとしています。親元を離れ、さらに文化の違う異国で、様々な経験をしてくることでしょう。帰って来てからの成長が楽しみです。

そして母は、友人と鹿児島探訪をしてきました。今回の目的は、臨床心理士である彼女のお父様にお会いして、カウンセリングを受けることでした。御年84歳、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得後に、埼玉の重度知的障害児施設での勤務を経て、鹿児島大学教育学部教授として長らく勤務され、65歳で定年退職後はご自身でカウンセリングや講演活動、スクールカウンセラーとして学校を定期的に訪問し、不登校児とその親御さんの支援を続けていらっしゃいます。現在小中学生の不登校は、35万人を超えています。研究者としても臨床家としても長らく支援を続けてこられた専門家に、直接お話を伺う機会をいただけたことは、本当に貴重な経験でした。幾つになっても意欲的に学び続けるそのしゃきっとしたお姿に、大変勇気を頂きました。「例えあなたが人生に絶望しても、人生はあなたに期待している。」という言葉が心に残りました。まだ駆け出しの頃、小児科医としての礎を築いてくだった今は亡き先生方にも改めて感謝の気持ちが湧き、人生は私にこれから何を期待しているのか?を深く考えさせられた旅でした。

学びがメインかと思いきや、お天気も良かったので、桜島を眺めて、黒豚しゃぶしゃぶや地鶏、旬のお魚も堪能し、島津家ゆかりの照国神社でお参りもして、ちゃっかり観光もしてきました。こうやって、親も子どもが巣立った先の自分の人生を考えながら子離れしていくものなのだなと。今は亡き私の母(直接聞くことは叶いませんが)も、かつてこういう気持ちを抱いていたのかなと帰りの飛行機でふと想像していました。

いくつになっても心配はつきないけれど、親離れ・子離れうまく進めていければいいですね。