ブログ|流山市おおたかの森南で小児科医,小児科・アレルギー科をお探しの方はかよ小児科・アレルギークリニック流山まで

04-7157-2860

休診日:水曜、日曜、祝日

ブログ

友達100人必要?

2021年4月1日

友達100人必要?

第21号:2021年4月号

 

新しい生活様式の中で、新年度を迎えました。この春御入園や御入学のお子様方、おめでとうございます。さぞかし胸を躍らせていることでしょう。お友達できるかな?と少し不安もあるかもしれません。みなさん良くご存じの「1年生になったら♪1年生になったら♪友達100人できるかな」という歌。この歌詞に常々疑問をもっていました。

先生方がよく言う「みんなで仲良くしましょう」子どもたちだって、様々な人格をもった人間であり、みんな育ってきた環境も違うわけで、合う子合わない子がいて当然ですよね。それでも、“みんなで”を強要されるなんてたまったものじゃありません。休み時間に外で思い切り遊びたい子もいれば、ゆっくり絵を描いたり、本を読みたい子もいるでしょう。それでも先生方は、「みんな外で遊んでいるから、〇〇ちゃんも外で遊びなさいと」と半ば強引に勧める。それぞれやりたいことをやればいいのです。休み時間ですから。

もちろん、合わないからといって意地悪する、いじめたりするなんていうのはもっての他ですが、合わないからこそ無理に付き合わない。ソーシャルだけでなく、心のディタンスをとればいいのです。それでも、クラスメートとして協力して課題に取り組むときは、割り切って一緒にやればよい。お子さんが、「〇〇君は苦手だな、好きじゃないな。」と話すと親御さんは「そんなこと言うものじゃありません。みんなと仲良くしなさい。」と半ば呪文のように繰り返しますが、私なら「合わない子がいて当たり前だよね。そういう気持ちになるのは、自然だよ。だけどそれを本人にいってはダメだよ。わりきって付き合おう(笑)」と話します。

その子が抱いてしまって気持ちは否定せずに、人間関係が円滑にいくようなルールを何気なく話す。友達100人もいらないですよね。お互いに切磋琢磨しあえるような、素敵なお友達が数名できればいいけど、小学校時代ではなかなか難しいかもしれません。きっとその先でもみつかりますから・・・。

お友達付き合い、もっと気楽に考えましょう!!(ママ友関係もしかり)