ブログ|流山市おおたかの森南で小児科医,小児科・アレルギー科をお探しの方はかよ小児科・アレルギークリニック流山まで

04-7157-2860

休診日:水曜、日曜、祝日

ブログ

自分流をみつける

2023年7月3日

自分流をみつける

第48号:2023年7月号

 この春に中学に入学したばかりの女の子が、先日中間テストが終わって結構できたつもりだったけど、自分よりできる子がたくさんいて驚いたと話してくれました。そして最後に、「理科や社会は覚えることが多過ぎる。カモノハシって卵産むのに哺乳類って。もう私才能ないよ。」と嘆いていました。内心、カモノハシ覚えるのに才能必要かな(笑)と思ってしまいましたが。

 私は理系なので、地理は(理科にもつながるので)好きなのですが、正直歴史が苦手です。それでも社会の問題集(720問)を娘と毎週水曜日に50問ずつ対決して、4か月くらいかけて先月やっと1冊終わりました。最初の地理はまだ良かったのですが、日本の歴史なんて30年振りくらいに勉強したので大変苦労し

ました。漢字で正確に書かないと正解にはならないので、やる気になるような猫イラスのノートを購入して、何度も練習しました。どうしても覚えられない年号や人物の名前、建物の名前、事件は自分なりにおぼえやすい語呂合わせを考えたり、物語を作ったりしました。あまりにくだらなくて、娘の失笑をかうこともしばしば。そして最後まで覚えられないものは、対決の直前までぶつぶつ言いながら書きました。

この「自分なり」というところが大切なのです。人には、何かに例えると覚えられたりや理解しやすいものが必ずあるはずです。スポーツが好きであれば、歴史上の人物をスポーツ選手に例えてもいいし、戦いを名勝負に置き換えてもいいのです。もちろん推しのアイドルでもいい。また見る、読む、口に出す、書く、それらの組み合わせ等で定着しやすい方法を早くみつけると、才能を嘆く必要なんてないのです。もちろんそれを仕事にするレベルにもっていくとなると、さらなる努力が必要ですが。

私の場合、しんどい時は次に奈良や京都を旅行する機会があったら、今回覚えた歴史が生かされてきっと楽しいだろうなと古都を想像しながら乗り切りました。そういうご褒美を先に考えて取り組んでもよいかもしれません。

みなさんも是非、早いうちに自分流をみつけてください。ちなみに変な語呂合わせの中身は秘密です。対決の結末も、、、。