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脱コロナ時代

2023年7月3日

脱コロナ時代

第46号:2023年5月号

 4年ぶりに何の規制もないゴールデンウィーク、みなさんはどのように過ごされましたか?実家への帰省、家族旅行等おもいおもいの楽しい時間となったのではないでしょうか。私自身今年は旅行の予定はありませんでしたが、日付が変わったばかりの5月3日の深夜に胃腸炎を発症し、ウイルスが強力だったせいか(自身の抵抗力の問題もありか)以後3日間寝込んでしまい、とんだゴールデンウィークとなってしまいました。日々感染症の真っただ中におり、きちんと感染対策をとって診療にあたってはいますが、私も生身の人間ですので数年に一度ひどい胃腸炎をいただいてしまいます。親御さんもお子様からプレゼントされないように、お気をつけください。

 さて、新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから、約3年4か月の時が経ちました。当初はウイルスの脅威に日々さらされ、全国一斉休校となり、第○波のたびに繰り返される緊急事態宣言の中で行動制限され、出口の見えない不安な非日常をどれだけ経験したことでしょうか。われわれも発熱外来を開始して2年4か月、多くのお子様たちを診察させていただき届け出もだしてきました。そして、いよいよ感染症法上の位置づけが、「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました。日常がやっと戻ってきた嬉しさと、新しい生活様式に慣れすぎてしまったとまどいと混在しているのではないでしょうか。マスクの着用に関しても、個人の意見はわかれます。

 アレルギー科医としては、今年花粉が昨年の10倍飛散したこと、黄砂やPM2.5の影響、寒暖差が激しいこと、その状態で気道が過敏になっているところにウイルスが感染して、ひどいぜいぜいを引き起こしたお子さんがたくさんいたことから、アレルギーの病気(特に喘息やアレルギー性鼻炎・花粉症)のお子様たちは、いましばらくマスクをつけて生活した方がよいと考えます。とはいえ、この3年4か月できなかったことやがまんしてきたことがたくさんあったでしょうから、5類に引き下げられた今こそ、新たなことにどんどんチャレンジして日常を取り戻して欲しいと心から願っております。

 脱コロナ時代の幕開け、マスクをつけてもはずしても、みんなの口元は笑顔いっぱいでありますように・・・