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正解

2026年7月2日

正解

第83号:2026年6月号

 RADWIMPSが2018年に発表した曲をご存じでしょうか?さびの部分で、「あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか 僕たちが知りたかったのは いつも正解などまだ銀河にもない」「一番大切な君と 仲直りの仕方 大好きなあの子の 心の振り向かせ方 なに一つ見えない 僕らの未来だから 答えがすでにある 問いなんかに 用などはない」という歌詞があります。答えがある問い=試験勉強や受験勉強、ひとつしかない答えにいち早くたどり着くことが正解であり、求められることです。ところが社会に出ると、正解のないことばかりに遭遇します。何が問題なのか、自ら探り解決する術をみにつけないと、前に進めないこともあります。

 インターネットも携帯すらない時代に子どもだった私は、今と比べて不便ではあったけれど不自由ではなかったと思います。お互いに待ち合わせ場所や時間の記憶があいまいだと会えない、もしくは実家に電話して確認したり、部活の試合で負けて悔しい思いをしたら、メンバー同士でとことんミーティングをしたり、親友と日々の悩みを交換日記で書き連ねたり(ちなみに私が中学生の時の交換日記は、実家でみつけて今我が家にあり娘が時々読んでいます(笑))、わからないことは図書館に行って調べたり、先生に直接聞いたり、たくさん泣いたり笑ったり、傷ついたり悩んだり、良くも悪くも人間臭い血の通った交流がそこにはあったように思います。

その時代と比較して現代をただ批判し、悲観するつもりはありませんが、正直生きにくい時代だと個人的には思います。生成AIは、成熟している人間にとっては強い味方になってくれますが、それでも最終判断はその人自身にゆだねられます。利用する人間の見識が問われますので、相当注意が必要です。判断できる人間になるには、コスパ・タイパではなく、割に合わないことや遠回りすることも大切だと思います。お子さん達には、失敗や挫折を恐れず何事にも果敢に挑戦してもらいたい、それを全力でサポートするのが我々大人の役割ではないでしょうか。自ら考え行動する力、結果に責任を持って歩める力をしっかり養って欲しいものですね。

 自分の選んだ道が正解だとこころから思えるように・・・