ブログ|流山市おおたかの森南で小児科医,小児科・アレルギー科をお探しの方はかよ小児科・アレルギークリニック流山まで

04-7157-2860

休診日:水曜、日曜、祝日

ブログ

人間ドックのススメ

2026年5月21日

人間ドックのススメ

第82号:2026年5月号

 日々、仕事・家事・育児に追われ、ご自身のメンテナンスは後回しになっていませんか。男女とも40歳を境にがんにかかる率が上昇します。大腸がんは日本人のがんにかかる率第1位、死亡数では第2位(女性では第1位)です。大腸がんは、大腸カメラを定期的に行えば、最も予防しやすいがんでもあります。私自身も、40歳を過ぎて初めて大腸カメラを受けました。その時は数ミリの

ポリープ(前癌病変)が数個あり、その場で切除していただきました。その5年後に再度大腸カメラを受けたところ、今度は20㎜の大きなポリープがみつかり、日を改めて入院して切除しました。放置していれば将来的に癌となっていた可能性が高く、またポリープができていた場所は自覚症状がでにくい場所だったため、受けて良かったと心から思っています。その後は、半年・1年と定期的に検査を受けています。

また腹部超音波も、初期では症状がでないもしくは通常の血液検査では異常がでにくい肝臓・膵臓・腎臓・胆のうの異常を見つけられます。健診で一般的に行われるレントゲン(X線)も心臓や太い骨の裏にできた小さながんは見逃がされます。私の父も、毎年市の健診で通常のレントゲンは受けていましたが、嗄声(声がれ)の症状が続いて、精密検査で胸部CTを撮ったところ肺癌がみつかり、治療の甲斐も虚しく10ヶ月で他界しました。早い段階で胸部CTをとっていればと9年経た今でも悔やまれます。

また、マンモグラフィーもおススメしますが、日本人は高濃度乳腺(脂肪に比べて乳腺が多い)の方の割合が高く、がんが隠れて見えにくいため、乳腺超音波を併用して行うと早期に見つけやすくなります。私も毎年受けていましたが、昨年マンモグラフィーで初めて石灰化を指摘され、併用した乳腺超音波では異常は見つかりませんでした。その2つの結果を持って乳腺外科を受診したところ、こちらも定期的に検査していくことになっています。

人間ドックは、通常の健診と比べて自費ですし、オプションをつけていくとさらに費用がかかります。それでも大腸カメラ・腹部超音波・胸部CT・女性の方であれば、マンモグラフィーと乳腺超音波は、是非受けていただきたいと思います。特に40歳を過ぎたら、「現在症状がない=健康」ではないことを自覚して、自分の身体と真摯に向き合っていきましょう。