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お困りの程度に応じて

2026年2月20日

お困りの程度に応じて

第79号:2026年2月号

 年度末はアレルギー書類の更新時期でもあり、この時期にのみお会いする方も多数来院されます。特に食物アレルギーは、口の中や喉が少し痒くなる程度の軽いものから、アナフィラキシーという重篤な症状を引き起こすものまで様々です。誤食なく1年間順調であれば良いのですが、昨今木の実(くるみ・カシューナッツ等)アレルギーが急増し、加工されておもわぬものに入っているため、

総菜やお菓子の購入、外食や旅行等の際に誤って食べてしまうケースが後を絶ちません。症状が軽い方は、うがいや抗ヒスタミン薬の内服で改善しますが、アナフィラキシー既往のある方には、エピペン(アドレナリン自己注射薬)を処方し、更新時期には手技(誤食時に正しく使えるかどうか)を確認しています。食品表示が義務付けられているものとそうでないものがあり、学童や遠足でのお友達同士でのおやつ交換等でもリスクが高まります。そうした事例をあらかじめお知らせして、いかに回避できるかをお互いに情報共有しています。

そして、入学が近づいてきて増えてくるのは発達のご相談です。幼稚園・保育園時代から本人の発達の特性を考慮して、療育や医療機関と適切につながっていれば焦ることはないのですが、周囲から成長とともにいつかは・・・と濁されてきたけれど、いよいよその行動が入学を控えたこの年齢では、日常に差し障りが生じてしまう場合、園のような手厚い援助が受けられないことも考慮して慌てて来院される方がいらっしゃいます。お話を伺うと、ずっとその兆候はあったものの、年齢的に今は問題ないと言われ介入しないまま成長しているのです。乳児期の健診以降は、1歳半、3歳、その後は就学前まで健診がありません。すでに5歳児健診を行っている自治体もありますが、2028年までに全国の自治体で実施率向上を目指しています。主な目的としては、3歳児健診以降に成長した精神面や生活習慣をチェックし、就学前の不安解消や、必要に応じて早期支援に繋げることです。この早期支援というのが本当に大切であると実感しています。かつては、一般的に発達障害と言われていた神経発達症、脳の働きに生まれつき特性があることで、日常生活に支障がでる状態です。「うちの子は障害なんてありません!」と全否定される親御さんもいらっしゃいました。でも学校生活が始まり苦労するのはご本人なのです。

アレルギーも発達もその他全てお困り事の程度に応じて、お子さんに様々な専門家が早期から関わって日常生活を支えていけるといいですね。